何事もスタートは新鮮なものです。そして、中学受験でもこの2月のスタート時期は誰もが心新たにスタートを切るものです。でも、そううまくはいかないのが中学受験です。
新6年生では算数の比の学習において今までに学習した範囲の発展系になっているにも関わらず、その単元を忘れていたり、連続的な学習が続く理科の学習でもその原理や考え方に試行錯誤、そして社会は政治。覚えることの多さに目を白黒させている子も少なくはないはずです。
忘れている単元はもう一度戻り、考え方や解き方の基本に立ち返ります。くれぐれもわかったつもりで前進してはいけません。今年1年は受験までの最後の1年となりますので、中途半端に過ごさずに、一歩、一歩 着実に取り組みましょう。解き方や考え方にとことんこだわってみてはいかがでしょうか。受験に向けて本格的に勉強の回転数を上げるのは、全部の単元の学習が終わる夏休み前後からです。気がかりが焦ってから周りをしないよう、地に足をつけていきたいものです。
新5年生は、一挙に学習領域が広まり、さらに深さも増します。算数では計算分野の学習が多かった4年での学習とは大きく異なります。また、理科・社会も急に覚えることが増え、理科も本格的な内容に入っていきます。4教科まんべんなく毎週毎週をこなそうとすると、全体的に理解度が下がる恐れもあります。
そのため週ごとに優先順位をつけてあげましょう。普段は算数→国語→理科→社会の順ですが、理科で物理分野や化学分野が出てくる週は、算数→理科→国語→社会と、弾力的な取り組みが必要です。
新4年生は初めての中学受験の学習です。見るもの触れるもの全てが新鮮に映ることでしょう。まずは、算数の計算力、国語の語彙力を長期的なスパンで捉えながら着実に身につけること、そしてそのための学習習慣を身につけることを目標にしてはいかがでしょう。
最後に親御さんへのアドバイスです。今の子供達は、我が国の超過保護社会に生まれ育ってきた世代の子供達です。そのため、たとえば正しい漢字の覚え方や計算の正しいやりかた、あるいはノートの取り方など、本来は小学校低学年の段階でクリアしておかなければならないスキルが未だに身に備わっていない場合が多いようです。そのため、抽象的に「勉強をやりなさい」とか「宿題をしなさい」というようなメッセージには、ピンとこないことがよくあります。よって、常に子供達には具体的な指示を与えて欲しいと思います。「今日の勉強は○と○を○時までにやろう」とか「宿題の○を○時までには終わらせよう」というような言い方にしてみてください。
また、くれぐれも感情的な捨て台詞のようなものもご法度です。「グズグズしないで」とか「なんでできないの!」「だめね!」・・・と、かける言葉も慎重に。
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代表 横山 善則