待ちに待った夏休みがやってきます。夏休みといえば、学校の宿題、ラジオ体操、
プール、すいか割りなど、たくさんの思い出を作り出す楽しい時期でもあります。
しかし、中学受験ではよく「天王山」とか「夏を制するものは受験を制する」など
と言われます。それだけ受験生にとっての40日間というものは短く、そして頑張った
人とそうでない人の学力の差が大きくつくと言っても過言ではありません。
たとえば、毎日5時間ずつ頑張った子がいるとします。40日間のうち、30日間これ
を継続したとすると実に150時間の学習時間になります。つまり、約1週間近く勉強を
続けたことになるのです。さらに、1日に10個の漢字を覚えるとします。これを30日
間続けたとすると、なんと300個の漢字を身につけることになります。現在小学校の
6年間に習う学習漢字は全部で1006字です。よって、その中の約30%前後を夏休みで
身につけることが可能だということです。
このように、より具体的な目標を掲げ、暑さに負けず粘り強く取り組むことがどれ
ほど大切なことか、それでは、一つの例をお話ししましょう。
●小学 6 年 横山くんの 2006 年夏休みの学習目標
(算数) ・計算毎日 5 題 35 日間× 5 題= 175 題以上解く
・図形毎日 3 題 35 日間× 3 題= 105 題以上解く
・数の性質毎日 3 題 35 日間× 3 題= 105 題以上解く
・速さ毎日 3 題 35 日間× 3 題= 105 題以上解く
・場合の数毎日 3 題 35 日間× 3 題= 105 題以上解く
・特殊算毎日 5 題 35 日間× 5 題= 175 題以上解く
これで少なくとも 770 題以上解くことになり、中学受験で必要とされる単元の過半数に触れることになります。
計算は確かめをする。その他の問題では間違えた問題は、「ドジノート」(自分の弱点だけを集めたノート)に写しておき、後日 取り組む。
※算数の中でも頻出範囲とされる、図形、速さ、場合の数、数の性質などはなるべく上記のように複数の単元を同じバランスで解くことが効果的です。同じ単元だけを何日間か継続して解くと、他の単元の内容を忘れてしまうことがあるようです。
(国語) ・漢字毎日 10 個 35 日間× 10 個= 350 個以上を覚える
・ことわざ毎日 3 個 35 日間× 3 個= 105 個以上を覚える
・慣用句毎日 3 個 35 日間× 3 個= 105 個以上覚える
・四字熟語毎日 3 個 35 日間× 3 個= 105 個以上覚える
・長文読解毎日 1 題 35 日間× 1 題= 35 題以上に挑む
漢字は読み・意味・短文までを含む。長文読解は、必ず、大人に丸付けをしてもらい、記述は模範解答を清書する
※国語は知識と長文そして記述の分野に分かれます。算数同様に各分野を毎日欠かさずに触れておくことが高い効果を発揮します。
(理科) ・植物毎回 2 個 20 日間× 2 個= 40 個以上を覚える
・動物毎回 2 個 20 日間× 2 個= 40 個以上を覚える
・星座毎回 2 個 20 日間× 2 個= 40 個以上を覚える
・計算毎回 3 題 20 日間× 3 題= 60 題以上を解く
・人体毎回 2 個 20 日間× 2 個= 40 個以上を覚える
植物や星座は図を書いて覚える。いつでも活用できるように、なるべくテーマ別にノートまとめをしておくと便利。
※理科は覚えにくい植物や動物などを中心に、継続的に取り組みます。また、算数と国語の毎日と比べ、理科や社会は 2 日に 2 日程度にします。
(社会) ・地名毎回 5 個 20 日間× 5 個= 100 個以上を覚える
・国名毎回 5 個 20 日間× 5 個= 100 個以上を覚える
・年号とできごと毎回 5 個 20 日間× 5 個= 100 個以上を覚える
・人名毎回 5 人 20 日間× 5 人= 100 人以上を覚える
地理は地図帳を使って白地図作業をして覚える。年号はノートに年表を作成しながら覚える。
※社会は 5 年での学習範囲である地理を忘れている場合が多いので、
特に強化します。ただし、ワールドカップ開催の年でもあるので、関連する国名もこの機会に覚えてしまう。そこで、地球儀をテレビの横に置いておく以上のように、 40 日間の具体的な目標を掲げることで、勉強する目的を明確にします。また、かかる時間も計算できるようにしておきます。
(重複を含む)
hotline では、一人のお子様に「夏の合格宿題」をご提示させていただきます。その内容に基づいて、計画表(タイムテーブルと週のメニュー)を作成していただき提出していただきます。
hotline 塾長
横山 善則