とても涼しい気候になり勉強には最適ですね。真夏の暑さに沸き起こる苛立ちや集中力が途切れるようなこともきっと少ないでしょう。それでは、 6 年生のこれからの勉強法と生活の仕方についてお話しします。
<6年生>
9月は秋から冬への準備期間でした。そして10月から12月は最も実力を養う3ヶ月間と認識してください。各教科とも志望校合格に向けた実践力を養います。そして11月からは本格的な受験校の入試問題に入ります。1学期と比べても演習量が格段に増えますので、日々の計画と時間を上手に使うことが大切です。その意味でも秋から冬は自分の 限界にチャレンジすること が今後の長い人生のためにも必要です。実際に自分はどれぐらい勉強できるのか、たとえば算数と国語を毎日2時間ずつするとこれで4時間です。そこに、理科または社会の1時間を加えると、理想的な平日の学習時間は5時間前後になります。学校から帰ってくる夕方に2時間、食後に3時間という割り振りで計画します。また、土・日はこれに入試問題演習や模擬試験の復習時間を加えますので、あと1時間半から2時間の頑張りが必要です。あとはうまく合間にインターバルをとって集中時間が伸びる工夫をしていきます。例えば1クールは45分、休憩5分をとって2クールは45分そしてまた休憩を5分とって3クールの 45 分というように、試験時間を意識して45分〜50分前後の時間は勉強に集中できるように取り組みましょう。ご家庭によってはなかなか家で集中して勉強できないという環境もあるでしょう。その場合は hotline (ホットライン)を有効に活用してください。
それでは、自分の目標に向かって精一杯の努力をしていきましょう!
【国 語】
最も得点力を上げられる要素は知識にあります。漢字、ことわざ、慣用句、熟語、文学史、文法など毎日覚える量を決め、ていねいに覚えていきましょう。実際の入試では1点に数十人という受験生が並びます。あと1つの漢字ができていたら合格したのに・・・と言ったことはよくあるものです。文字を大きくしっかりと書きながら確認していきましょう。 hotline (ホットライン)でのチェックテストでは9割以上を合格としています。この準備と復習をコツコツ継続していきましょう。
また、読解も2日に1題程度のペースで速く正確に読み取る訓練をします。入試問題の1題でも問題集の1題でも構いませんので、物語文→論説・説明文→随筆文→(受験する学校の傾向による)と交互に取り組みましょう。読解では一度の読みで全体を把握すること、そしてテーマとなる主題を見つけることです。物語文では登場人物の感情の変化を表す言葉に注意します。論説・説明文ではキーワードとなる語句に注意して意味段落ごとに捕らえます。 hotline (ホットライン)では、受験する学校の入試問題傾向を意識して、普段読んでもらいたい読解の課題を提示しています。
次に記述の対策です。多くの学校では記述形式の入試が行われています。与えられた条件の中でわかりやすく可能な限り自分の言葉でまとめます。そのためにも、普段から一定量を書く練習が必要です。 hotline (ホットライン)での 「記述道場」 は欠かさず粘り強く取り組みましょう。
その他、詩・短歌・俳句など受験する学校によって傾向と対策が異なりますので、ご不明な点や今後の志望校合格までの取り組みは随時ご相談ください。最後に、どの学校を受験する場合も採点するのは志望校の先生です。つまり、合格したい学校の先生が一人ひとりの答案を採点してくれるわけですから、読みやすい文字でわかりやすい文章を意識していきましょう。
【算 数】
中学受験において最も差がつく教科が算数です。学校によっては0点から100点まで分布するほど、大きな差につながることもあります。秋から冬はこれまで学んだことを利用して多くの入試問題に触れていきましょう。実際の入試問題になるといくつかの単元が融合されていたり、あまりお目にかかったことのないパターンの問題があったりと、これまでの単元別の学習とは異なります。しかし、焦ることはありません。全て皆さんが学んできたことを利用して解ける問題ばかりですから、どの解き方で攻めるのか、まずはその方針を決めてから手をつけましょう。最も速く正確に解くためにも算数ではこの方針が大切です。また、近年の入試傾向では、やや長めの文章形式にして出題する傾向が見られます。つまり、図や数字といったものから規則を見つけたりヒントを導き出すよりも、文章を読みながら数字に置き換えてみたり、あるいは表や図におきかえてみたりすると、意外と簡単だったりするものも多いのです。くれぐれも惑わされないように冷静に取り掛かりましょう。
テーマ別ではなんと言っても計算です。多くの学校で最初に登場するのが計算問題です。特に難度の高い学校ほど、平均点が下がりますので、この計算をミスすると致命傷になります。十分に注意しながら日々の計算に取り組みましょう。たくさんの量はできませんので、少量を正確に解くことです。
続いて入試における頻出範囲です。これから説明する5分野は算数の中心になる分野ですので、特に優先して固めておきましょう。 「数の性質」 は規則性と絡めて年々増加傾向にあります。キーワードはきまりが見つかるまで実際に数字を書き出してみる、並べてみるとその謎が解き明かされます。この秋〜冬はたくさんの数字に触れますので、おなじみの平方数や立方数も確認しておくとよいでしょう。
そして 「割合」 です。これぞまさしく文章問題の中心に位置すると言っても過言ではありません。割合の領域も多岐に渡りますので、特殊算を用いて解くものから比を利用して解くものまで、もう一度種類ごとにそのストレートな解法を確認しておきましょう。
「図形」 では平面図形・立体図形でも多くの領域にわたります。近年では点の移動や図形の移動あるいは図形の構成と言った二次作業、三次作業が伴うものが多く出題されています。つまり、考え方や解き方は易しいのですが、実は作図に落とし穴があったり、条件に一部ルールがあったりと慌てずに落ち着いて解きましょう。
「速さ」 も旅人算から時計算と言った特殊算からグラフを用いたダイヤグラムまでまた広く扱われていますので、どの解き方で攻めるのかの対策を立ててから取り掛かりましょう。
最後に 「場合の数」 です。順列・組み合わせ・場合わけから条件を整理して調べ上げるものまでさまざまですが、原則は調べるものが多く、まずは書き出すことが大切です。場合の数での計算は確かめが困難ですが、書き出しの場合は目で確認ができますので、せっせと書くことが最も近道です。
そして最後にもう一つアドバイスを。例年の傾向では、前の年に難関校で出題された問題が形を変えて翌年中堅校を中心に出題されることが多いのです。それほど難関校の入試問題にはよく練られたものが多いのです。
hotline (ホットライン)ではその中から有名になった問題、ぜひ、取り組んでもらいたい問題を提示してその考え方と解き方を身につけて本番に臨んでもらいたいと思っています。
【理 科】
まずは受験生なら誰でも知っている知識を重点的に確認しておきましょう。 生物、植物、人体、天体、化学、地学、物理 の基礎知識を正確に覚えておきましょう。入試問題では、これら基礎知識をもとにさまざまな形式で受験生に問います。そして、年々身近なテーマが多く、普通なら知っているだろうと思われることに光を当ててきます。その一つが季節感です。四季による植物・生物の種類、気候と言ったことは意外に盲点になっていることがありますので、周りの景色や気候、食べ物そして生きものの生態についても注意しておきましょう。
また、今年は地震の年、猛暑の年でした。地震のメカニズムや一年の気象の移り変わりも図や写真で確認しておく必要があります。そして男子校を中心に物理・化学分野の理科計算の演習が大切になります。算数同様に繰り返してできるまで演習をしておきましょう。
最後にこれからはいつも理科資料集のような写真で確認ができるものを側においておきましょう。物質の変化やものの動きなど、実際に目で確認する必要があります。そして毎日の新聞を見るとき、右下の天気図も忘れずに見ておきましょう。
【社 会】
地理・歴史・政治・時事 の4分野からの出題ですが、その中心は歴史です。ただ暗記するだけでなく、時代ごとの特徴を説明できるようにしておきましょう。また、この秋・冬はテーマ別のまとめがよいでしょう。政治史、文化史、外交史、産業史ごとノートにまとめておくと安心です。
地理では、地図帳を使って場所を確認することも大切です。さらに各種統計や写真などで日本各地の特徴を見ておきましょう。地理では各地域に限定した問題もよく見られます。東北地方に限定した地理・歴史・時事の総合問題と言ったような構成です。よって、歴史同様に各地域ごとのまとめを白地図にしてしておくとバッチリです。
政治では今年の参議院議員選挙に見られるように、大きな変化の年でした。選挙のしくみ、政党、衆・参議院の特徴も含め、しっかりと対策を講じておきましょう。
最後に時事です。時事では常識的なことが中心になります。今年は何と言っても年金問題です。我が国が抱える少子高齢化の影響と年金さらには税金問題と、6月〜9月前後の新聞はよく目を通してきましょう。そして環境問題、国際問題、経済問題は基礎知識の再点検です。
これからは毎日必ず新聞やニュースを見ておきましょう。そして忘れている名称や何度も出てくる地名などは必ず調べておくことです。
【面 接】
女子校を中心に入試では面接が行われます。原則、面接で不合格になることはよほどのことがない限りありませんが、この機会にご家庭内でのマナーや目上の人に対する敬語の使い方を確認しておくことが必要です。特に最近の子ども達はなかなか人と交わることも少なくなってきていますので、普段から会話も充実させておきたいところです。自分の気持ちをはっきりと相手の大人に言えることが望ましいでしょう。
hotline(ホットライン)では1月に面接特訓を行い、本番さながらの入退室マナー、口頭試問の練習を行います。ご不安な親御さんもぜひお越しください。意外と受験生よりも親御さんの方が緊張するかも知れません。
それでは日々のメニューに精一杯取り組みましょう。必ずや勝利の光が差し込むはずです。
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塾 長 横 山 善 則