昨年12月の中旬ごろから受験生達とほぼ毎日顔を合わせました。そして長い時間自習をしたり、授業を通してたくさんの知識を習得しました。冬休みは正月特訓や合格祈願に至るまで、運命共同体として多くの時間を共有してまいりました。それはまるでわが子以上の接点の多さです。そして、直前のわずか1ヵ月半足らずで、大きな変化が見られました。最も感心したことは精神面のたくましさです。受験を恐れないチャレンジ精神、合格に向けて自ら復習に向かう意気込み、多くの受験生が自学自習の習慣を確実に身につけました。これは中学生になっても自ら勉強の準備と組み立てができる貴重なノウハウです。
さて、今年も受験生の応援に足を運びましたが、どの試験会場にもわが子を案じるお母さんとともにお父さんの姿の多さに驚きました。つまりご両親揃っての応援が毎年毎年確実に増えているのです。しかし、その中にごった返す人ごみを掻き分け、勇敢にも一人で受験会場に入っていく受験生を見かけました。そんな受験生の後ろ姿にも思わず「頑張れ!」とエールを送ってしまいます。
12歳の受験はあまりにも残酷です。たった1点で合格と不合格の明暗が分かれます。漢字一つ、あるいは計算1問程度です。または記号のたった一つ。それでも、涙に顔を濡らすか、合格の歓喜に顔を歪めるのかを決めるのです。本当に残酷な試練だと思います。できることならば全員を合格させてあげたいと願ってしまいます。
しかし、中学高校で人生は決まりません。決めるものでもありません。見事に志望校に合格した生徒は新たな目標を見つけることです。合格が最終目標ではありません。ここからが本当の勝負の始まりです。そして、残念ながら大きな夢がかなわなかった諸君は決して自分を責めてはいけません。君たちは一生懸命大きな夢に向かって頑張りました。ただし、残念ながらその夢はかなわなかったかも知れませんが、神様はまずその夢の実現の前に、君たちに大きな試練を与えてくれたのです。ちょっと、遠回りしてから夢を実現するようにと。その遠回りこそ、実は貴重な経験なのです。将来に大きくつながる大切な道です。次のステージで必ずリベンジできるように、これからの6年間でたくさんの知識と経験を養いましょう。「成功の不合格」は多くのものを与えてくれました。
この1週間はとことん好きなことをして過ごしてください。ゲーム三昧でもマンガ三昧でも構いません。しかも、中途半端にせず、とことん好きなことをしてみてください。そのうちに、きっと自分の成長に気がつくはずです。それに気付いた時、hotline に顔を出してください。次のアドヴァイスを授けます。大きな夢に向かうために。
hotline (ホットライン)
塾 長 横山善則