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中学受験 情報


模擬試験の準備とフォローの仕方


  4月は4年生から6年生までの各種模擬試験が実施されます。特に6年生はこれ以降毎月実施され、志望校合格に向けて徐々に受験モードに入ります。それでは、模擬試験に臨む準備と受験後のフォローについてお話したいと思いますので、ご参考になれば幸いです。

○模擬試験の三つの目的

  模擬試験の目的には三つあります。一つ目は自分の弱点を発見するためです。一定期間の学習領域においてきちんと身についている単元とそうでないところを見極めるには欠かせない試験です。そのため、可能な限り自分の解答を控えてくること、より効果的です。

  6年生もまだ全ての学習範囲が終了していませんので、4年生から6年1学期までの範囲、5年生は4年生からこの春休み前までの範囲、4年生は4年1学期の学習範囲が今回の出題範囲となりますので、受験における全範囲とは異なることをわきまえておきましょう。

  二つ目は自分の相対位置を把握するためです。三大模試では多くの受験生が受けるため、実際の入試に近い分母の中で自分の位置が確認できます。もちろん、開催エリア、受験生の層の違いはあるものの、志望する学校に合格するための一つの具体的数値目標にすることにより、学習の効果を高めるために役立ちます。

  三つめは受験本番に向けて場数を踏むためです。中学受験はまだまだ人として未完成の状態で臨みますので、本番でも普段通りの力が発揮できるかどうかが重要になってきます。そのためには本番でも冷静に試験に取り組む能力が要求されます。本番に向けて普段とは違う環境の中で、他の受験生達と机を並べて臨む試験はまさに本番さながらです。4年生から定期的に受験することでこの能力が養われます。

  以上の3つの目的をお子様とご一緒に確認しておきましょう。そしてくれぐれも得点や偏差値、志望校別順位などの数値だけに目的を絞らずに、プレッシャーをかけず、伸び伸びと受験できることをお勧めします。

○模擬試験のフォローについて

  模擬試験の最大の目的は弱点の把握とその対策にありますから、受験したままで放置しては困ります。まずは即日に復習をしましょう。できなかった知識はすぐに調べて「復習ノート」に記入して覚えなおします。国語では漢字や知識、算数では公式などの考え方、理科・社会では答案が空欄になった箇所の知識を書き出し再点検しておきましょう。

  算数ではできなかった問題をもう一度解きなおします。これでも理解できない問題は早めに塾の先生に質問しておきましょう。国語では長文読解の直しになりますが、これが最も手間がかかります。どうして自分の答えが模範解答と違っているのか、全体の理解と解答方法について担当の先生と確認しておきましょう。長文読解と記述の復習は単に模範解答を見ただけでは理解できませんので、これこそ塾の大切な役割となりますので、積極的に活用しましょう。国語の模範解答はあくまで大人が作成したものです。よって、子供達の答え方がどの程度のものかは専門の先生に委ねましょう。hotlineでは問題用紙と模範解答を持参の上、確実な復習を行っていますので、知識は復習ノートにまとめ、国語の長文読解と記述、算数の間違えた問題、および理科の原理の問題は担当の先生と確実な復習を行います。

  そしてその中で、今回の試験の反省点を列挙し、次回以降の目標に掲げることが大切です。例えば、なぜ問題の読み違いをしたのか、どうじて計算間違えを起こしたのか、国語の問題文では必要に応じて線を引きながら読むこと、算数では検算を行うことなど具体的項目を書き出しておきましょう。この具体的な繰り返しが志望校合格へ直結します。

  さて、2週間後に解答用紙と結果シートが届きますので、もう一度、試験直後に復習した内容と比べましょう。そして、必要があれば即、復習をしておきましょう。また、各種の数値はあくまで参考までにしておいて、絶対にマイナス評価をしないことです。「このままでは志望校には合格できないね!」とか「こんな勉強ではダメだね!」と言ったことを子供達に浴びせるのではなく、「志望校に合格するためには、次回の目標は○○点以上を目指そう!」とか「次回の試験まで○○と□□に気をつけて勉強していこう!」のように、建設的な目標に生かしてほしいと思います。中学受験における模擬試験の各種数値はあくまで参考です。得意・不得意な単元の出題によって短期間に10前後の偏差値の変動もあるからなのです。あるいは当日のコンディションや試験会場の雰囲気でも微妙に変動もありえることをご理解ください。

  このように、中学受験における模擬試験は志望校合格への修整を行うものであるとご理解ください。決して子供達を評価するためのものでもなく、合格するかどうかを決めるものでもありません。あくまで参考にする資料だと思いましょう。

  そして各種結果の見方、分析は専門の先生に委ね面接などを通して具体的なアドバイスを受けることをお勧めします。

  それでは模擬試験を積極的に活用していきましょう。親が毎回の結果で一喜一憂することで、子供達が試験恐怖症にならないようにしたいものです。

hotline(ホットライン)
塾長 横山善則


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