もう間もなく梅雨のシーズンが始まります。もう一日中雨ばかり降ると考えただけでも憂鬱になりますね。さらに、そんな時わが子に目を向けると予定していた勉強が終わっていないのに他のことをやっていたり、あるいはかえってきたテストの成績が思わしくないことが重なるともう最悪です。「グズグズしないで!」「早くやりなさい!」「そんなんだったら受験なんてやめなさい!」「なんでできないの!」・・・こんな言葉が子ども達に浴びせられることもしばしばでしょう。
しかし、冷静になって振り返ると、わが子を怒ってみたり叱ってみたりしても何の解決にもならないことはお母さんが実は最もよく知っていることなのです。そしていつも後味が悪く、もうこれからは言わないようにしようと心に決めたことも何度もあるはずです。でも、ついまた言ってしまうのです。
そう、誰よりもわが子のことを心配するあまり、その期待度の高さからその逆の行動や結果を目の当たりにしてしまうとこんな行動になってしまうのです。では、どのようにすればよいのでしょうか。
1 第三者に委ねる
受験勉強のこと、家庭学習のこと、弱点補強のことなどは専門家に間に入ってもらい、的確な指示を出してもらうようにしましょう。つい親子だと感情的な会話に及んで、結局は口げんかのようになるものです。
学習効果を高めるためには常に的確な指示に限るようです。
2 大人扱いをする
とかくわが子は幼くうつるものです。隣の子や周りの子よりも幼く感じることは誰でも同じです。でも、反対に他の親、周りの大人から見ると結構成長しているものなのです。だからこそ、「大きくなったわね〜」とか「ずいぶん大人になったわね〜」という言葉は決まって第三者からかけられる言葉です。子どもはこんなきっかけでその気になるものです。誉められると気持ちよく取り組めるものです。これは大人も同じですね。期待される人材は常にトップが目を配っているものです。そしてタイミングよく言葉をかけているものです。
「こんなことまでできるようになったんだね!」とか「一人でずいぶんできるようになったね!」と言った言葉をいつも心に用意しておきましょう。いつまでも子ども扱いされている子は、ずっと精神的な幼さがいろいろな場面で邪魔をします。成長のタイミングを見逃さないよう、いつも目を配ってあげましょう。
3 誉める:注意する=5:3
1日5回誉める運動を実施してみましょう。1日5回叱ることは簡単ですが、5回誉めることは容易ではありません。そして誉めるためにはプラス評価をしてあげなくてはなりません。ここが大切です。わが子を誉めるための題材を探すことが意外にできないようです。短期的ではなく長期的にプラス評価、プラスイメージをもって接してみたいものですね。
特に6年生の受験学年のお子様をお持ちのお母さんにとっては、もう半年後に迫る受験の結果が気になっていつも逆算ばかりで誉められないのではないでしょうか。でも、まだ半年もあるのです。まだまだやれること、できることはたくさんあります。一つひとつお母さんの足下から切り離し、本人に委ねてみてはいかがでしょうか。もうできるはずです。そして親から委ねられることほど、子どもにとって嬉しいことはありません。それが有効な大人扱いなのです。また、5年生を持つ親御さんも徐々に生意気になるわが子の言葉遣いや態度にカチンと来ることもしばしばかも知れません。でも、それが自我の芽生えでもあり成長なのです。ちょっと一歩引いてみてみましょう。
意外に変われないのは大人の方で、子どもは確実に成長し進化ているものです。
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塾長 横山善則