9月は気候が涼しくなり夏の疲れが出やすいものです。ところが秋はイベントが目白押しです。運動会、文化祭(学園祭)、体育祭、中学受験生の親子においては学校説明会と模擬試験も重なり1年間で最も忙しいシーズンがやってきます。そのため上手にスケジュール管理をしておかないと、急な行動で子ども達の生活リズムを崩したり、場合によっては学習面に影響を及ぼすこともあります。
そこで今日はスケジュール管理についてお話ししたいと思います。まずは新学期用の「週間計画表」を作成しておきましょう。必要な項目は次の通りです。
・ 学校時間帯 ・食事時間帯 ・睡眠時間 ・習い事や塾 ・家庭学習時間 ・自由時間 など
この「週間計画表」は家族全員が共有できるように見やすい場所に掲示します。可能な限りこの時間帯に合わせて行動するためです。ご家族誰かの用事や都合でせっかく立てた予定が崩れることがあります。でも、生活時間帯が崩れることは子ども達にとっては大きな問題です。例えば夕飯の時間が遅れれば学習時間を確保するためについつい睡眠時間を削ってしまいます。これが今大きな問題になっています。つまり学校の午前中の授業が睡眠不足のために学習効果が高まらないのです。塾に夜遅くまで拘束されたり、莫大なノルマを課せられたりするとその影響も危惧されるところです。
次にこうならないためのお話をしましょう。子ども達にとって学習のゴールデンタイムは平日では夕飯前、かつ土曜日・日曜日の午前中です。それでは具体的に見てみましょう。
(土・日)8:00起床―<学習時間帯 A >10:00〜12:00 計算・算数や国語
<学習時間帯 B >16:00〜18:00 漢字・算数や国語
(平日)16:00帰宅―<学習時間帯 C >16:30〜18:00 漢字・算数や国語
<学習時間帯 D >20:00〜21:30 知識・理科や社会
ここでお伝えしておきたいことは、子ども達にとって夕飯後の学習ほど辛いものはありません。満腹感と睡魔との戦いに見舞われるからです。考える以上にこの戦いの方が長いかも知れません。つまり、学年が低いほど勉強の勝負は平日なら夕飯前、そして土・日の午前中だということです。また夜遅い時間にかけての学習はなるべく避け、可能であれば早朝に学習時間を確保することが望ましいでしょう。さらに学習時間帯は家族全員がその妨げになるような行動は避け、勉強に集中できる環境を整えてあげましょう。
さて、計画表が完成したら終わりではありません。問題は運用方法です。最初の1週間は計画とにらめっこしながら取り組みます。予定と違うことが起きたらその中に書き込んでおきます。それは毎日曜日の夜に実施される家族会議での計画表の見直しで反映させるからです。予定表に無理があった、予備の時間を設計していなかった、予想以上に食事に時間がかかったなど、本当に効果的な計画表が完成されるまでには早くても3ヶ月はかかります。9月から始めても完成されるのは11月〜12月にかけてのこと。くれぐれも絵に描いた餅にならないよう、子どもに合ったスケジュール表を作成していきましょう。
(週間計画表のモデルとシートを PDF で掲載しますのでご利用ください)
【
SAMPLE】 【
記入シートA】 【
記入シートB】
また最後に1週間の計画表に必要な勉強以外の項目をあげておきましょう。
・読書 ・自由時間 ・家族の団欒 ・お手伝い などです。ここで注目したいのは自由時間です。最近の子ども達は意外にこの自由時間を上手に使えません。急に時間が空いても何をしてよいのか、結局勉強したりする子が多いのにはある意味心配でもあります。本来の子どもらしい姿で過ごすことも当然大切です。ここまで摘み取っての受験は避けるべきです。私達
hotline (ホットライン)では、可能か限り、習い事や好きなことあるいはスポーツと言った自分を表現できる環境を大切にしています。中学受験では勉強と遊びのバランスがとても大切です。どちらかに偏らないように一日一日を大切に過ごしましょう。
hotline (ホットライン)
塾 長 横 山 善 則